医療法において、地域の医療従事者の研修実施が規定されているのはどれか。
もっと詳しく読む正解理由・選択肢ごとの確認・ひっかけパターンほか
概要
地域の医療機関を支え、そこで働く人を育てる病院。正答は2。
問われていること
医療法が定める病院の類型を、担う役割で分けられるか。
しくみ・正解理由
医療法は、病院、診療所、助産所に加えて、地域医療支援病院と特定機能病院を定義している。このうち、地域の医療を支える役割を担う病院には、地域の医療従事者への研修を行うことが規定されている。したがって記述2が正しい。誤肢は根拠となる法または役割が違う。介護保険法に基づく施設、高度な医療の提供と開発を担う病院、臨床研究の中核を担う病院である。
混同しやすい点
高度な医療を担う病院にも研修の役割はあるが、そちらは高度な医療についての研修であり、地域の医療従事者を対象とするものではない。研修の対象が誰かで分ける。
深掘り
医療法では、病院は医師または歯科医師が公衆または特定多数人のために医業または歯科医業を行う場所で、20人以上の患者を入院させる施設を有するものと定義される。診療所は入院施設をもたないか、19人以下の患者を入院させる施設を有するものである。開設手続は施設種別と開設者で異なる。病院を開設しようとする者、または臨床研修等修了医師・臨床研修等修了歯科医師でない者が診療所を開設しようとする場合は、原則として都道府県知事等の許可を受ける。一方、臨床研修等修了医師・臨床研修等修了歯科医師が診療所を開設した場合は、開設後10日以内に都道府県知事等へ届け出る。
ひっかけパターン
病院・施設の名称を4つ並べ、根拠法と役割を混ぜる。解法は、(1) 医療法の類型かを判定、(2) 研修の対象を確認、(3) 地域の医療従事者を対象とするものを選ぶ。
5分復習
地域の医療従事者の研修実施が規定されているのは地域医療支援病院。特定機能病院は高度医療、臨床研究中核病院は臨床研究、介護老人保健施設は介護保険法。
選択肢ごとの確認
- 1介護保険法に基づく施設で、医療法の病院の類型ではない。
- 2正答。地域の医療従事者への研修実施が規定されている。
- 3高度な医療の提供・開発・研修を担う病院で、対象が地域の医療従事者ではない。
- 4臨床研究の中核を担う病院で、役割が異なる。
1分チェック
- 地域医療支援病院=地域の医療従事者への研修実施が規定されている
- 特定機能病院=高度医療の提供・開発・研修
- 医療法は病院・診療所・助産所・地域医療支援病院・特定機能病院を定義
- 病院=20人以上の入院施設、診療所=19人以下または無床
- 開設手続は施設種別と開設者で異なり、病院または臨床研修等修了医師・歯科医師でない者による診療所は原則許可、臨床研修等修了医師・歯科医師による診療所は開設後10日以内の届出