問112
陰経を総括する奇経の八脈交会穴はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
陰脈の海と呼ばれるのは任脈。対応する八脈交会穴は列欠。正答は3。
奇経を性質から特定し、それに対応する八脈交会穴を言えるか。
任脈は胞中に起こり、腹部・胸部・前頸部の正中線を上って喉に至り、顔面をめぐって目に入る経脈で、教科書は陰脈の海と呼んでいる。すなわち陰の側を代表する奇経である。八脈交会穴の一覧では、任脈に対応する穴は列欠で、陰蹻脈の照海と1対にして用いる。したがって記述3が正しい。誤肢はそれぞれ別の奇経に対応する。1つは陰維脈、1つは衝脈、1つは陰蹻脈の穴である。
列欠と照海は1対で用いるため、どちらがどの奇経に対応するかを取り違えやすい。上肢にある列欠が任脈、下肢にある照海が陰蹻脈である。八脈交会穴は上肢と下肢の2穴を組にするので、上肢か下肢かで見分けるとずれにくい。
八脈交会穴は別名を八総穴、八宗穴という。奇経にはそれぞれ主治とする病証があり、多くは2つの奇経の上肢と下肢にある宗穴を1対の組み合わせにして治療に用いる。列欠は手の太陰肺経の絡穴でもある。任脈と対になる督脈は背側の正中を上る脈で、その八脈交会穴は後渓、陽蹻脈の申脈と1対で用いる。
1対で用いる穴を両方とも選択肢に置く。解法は、(1) 陰の側を代表する奇経を特定、(2) 八脈交会穴の表で対応を確認、(3) 上肢か下肢かで最終確認する。
陰経を総括する奇経は任脈(陰脈の海)で、八脈交会穴は列欠。照海は陰蹻脈、内関は陰維脈、公孫は衝脈に対応する。