問33
疾病特有の症状を現し、次第に増悪する時期はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
その病気らしい症状がそろって強くなっていく時期。正答は3。
病気の経過の区分を、症状の出方で並べられるか。
病気の経過は、自覚できる症状がまだ出ない時期、発病の初めで何となく調子が悪い時期、その病気らしい症状が現れて強くなっていく時期、症状が最も強い時期、和らいでいく時期、治っていく時期に分けられる。設問が示すのは3番目で、これを侵襲期と呼ぶ。したがって記述3が正しい。誤肢は時期が違う。まだ症状が出ていない時期、だるさや喉の痛みといった漠然とした症状だけの時期、そして症状が頂点に達した時期である。
風邪を思い出すと順序がつかめる。初めのだるさや喉の痛みが前駆期、熱や関節の痛みが出てきて強まるのが侵襲期、最もつらいのが極期、熱が下がって食欲が戻るのが消退期と回復期にあたる。なお教科書はこの3番目を進行期と呼んでおり、国家試験で使われる侵襲期と語が違う点に注意する。
経過にかかる時間の長さで、急性、亜急性、慢性に分けることも一般に行われる。急性の病気は全経過が1〜2か月までのもので、子どもの急性糸球体腎炎では完全に治るまで約2か月かかる。急性のものが慢性へ移ることもある。すべての病気が初めから急性と慢性に分かれているのではなく、経過を見た結果としての分類である。潜伏期にはすでに体の中で免疫の仕組みと微生物のせめぎ合いが始まっている。
時期の名を4つ並べ、症状の出方で選ばせる。解法は、(1) 経過を順に並べる、(2) 設問の記述がどの段階かを決める、(3) 該当する名を選ぶ。
疾病特有の症状を現し次第に増悪するのは侵襲期。潜伏期は症状なし、前駆期は漠然とした症状、極期は頂点。風邪の経過に当てはめると順序を思い出せる。