問66
細菌感染症はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
病原体が細菌かウイルスかを問う鑑別設問。百日咳のみが細菌(百日咳菌)による感染症で、他はすべてウイルス感染症。
4疾患のうち細菌が原因の感染症を選ぶ。
百日咳は『百日咳菌によって発症する激しい痙攣性の咳を特徴とする急性上気道感染症』と教科書に明記される細菌感染症。百日咳菌の産生する毒素が気管支平滑筋に結合して気管支れん縮を起こす。残りはウイルス由来。
帯状疱疹(水痘・帯状ヘルペスウイルス)・手足口病(エンテロ/コクサッキーウイルス)・流行性角結膜炎(アデノウイルス)はいずれもウイルス感染症で、細菌ではない。
百日咳は三種混合(DPT)ワクチン定期接種で減少したが小児科領域では今も多い。マクロライド系抗菌薬で治療し、血液検査でリンパ球増加が特徴的。細菌感染症であることはワクチン・抗菌薬治療の点からも裏づけられる。一方、ウイルス3疾患は抗ウイルス薬または対症療法が中心で、抗菌薬は無効。
皮疹・粘膜病変を伴う疾患(帯状疱疹・手足口病・流行性角結膜炎)はウイルス性が多い。『咳・痰の急性気道感染で抗菌薬適応』の百日咳が細菌、と切り分ける。
細菌かウイルスかの鑑別では、抗菌薬が効くか(細菌)を手がかりにする。百日咳は百日咳菌による細菌感染症でマクロライド系抗菌薬を使う。帯状疱疹・手足口病・流行性角結膜炎はすべてウイルス感染症。教科書の各疾患記載で病原体を確認する習慣をつける。