問114
経穴と体表指標の組合せで誤っているのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
身柱の目印は肩甲棘内端であって、肩甲骨上角ではない。正答は1。
背腰部の経穴を取るときの体表の目印を、椎骨の高さとともに言えるか。
背腰部の経穴は、椎骨の棘突起の高さを体表の目印から割り出して取る。督脈の身柱は第3胸椎棘突起の下方にあり、その高さを決める目印は左右の肩甲棘内端を結ぶ線である。設問の記述1はこれを肩甲骨上角としているので誤りである。誤肢の3つは正しい組み合わせで、至陽は左右の肩甲骨下角を結ぶ線が第7胸椎、命門は左右の第12肋骨先端を結ぶ線が第2腰椎、腰陽関は左右の腸骨稜最高点を結ぶ線が第4腰椎の高さにあたる。
肩甲骨には上角・下角・肩甲棘内端という3つの目印があり、それぞれ対応する椎骨の高さが違う。上角はおよそ第2胸椎、肩甲棘内端が第3胸椎、下角が第7胸椎である。名前が似ているので、対応する椎骨の番号とセットで覚える。
腰陽関の目印である左右の腸骨稜最高点を結ぶ線はヤコビー線と呼ばれる。督脈の背腰部の経穴では、このほか大椎が第7頸椎棘突起の下方にあり、後頸部で最も突出する棘突起を目印にする。頸部を軽く前屈して頭部を回旋すると、第7頸椎の回旋を触れて確かめられる。
経穴と体表指標を組み合わせ、肩甲骨の目印を入れ替える。解法は、(1) 各経穴の椎骨の高さを書く、(2) その高さを決める目印を確認、(3) 食い違うものを選ぶ。
誤っているのは「身柱―肩甲骨上角」。身柱の目印は左右の肩甲棘内端を結ぶ線(第3胸椎)。至陽・命門・腰陽関の組み合わせは正しい。