問15
上肢の骨格について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
上肢の骨(肩甲骨・上腕骨遠位端・尺骨・手根骨)の細かいランドマークの位置関係を問う問題。肩甲骨の角と縁、上腕骨遠位端の滑車と小頭の位置を正確に押さえているかがポイント。
肩甲骨の上角はどの縁の間にあるか、上腕骨小頭は滑車の内側か外側か、尺骨頭は近位か遠位か、舟状骨は手根骨の近位列か遠位列か——という位置関係の正誤を判定させる。
上腕骨の遠位端には、内側に糸巻き状のくぼみ=上腕骨滑車があり、その『外側』に丸い上腕骨小頭がある。解剖学的肢位では外側=橈側にあたるため、小頭は外側に位置して橈骨頭と関節をつくる。肩甲骨は三角形で、上角・下角・外側角の3つの角と、上縁・内側縁・外側縁の3つの縁を持つ。
上腕骨小頭(外側・橈骨と関節)と上腕骨滑車(内側・尺骨と関節)の内外を取り違えやすい。『小頭=橈骨頭がはまる丸い外側、滑車=尺骨がはまる内側の糸巻き』と運動・関節相手とセットで覚える。
上腕骨遠位端は、内側に上腕骨滑車(尺骨の滑車切痕と腕尺関節を作る)、外側に上腕骨小頭(橈骨頭と腕橈関節を作る)が並ぶ。前面には鈎突窩、後面には肘頭窩、両側には内側上顆・外側上顆の突起がある。内側上顆の後方には尺骨神経溝が走り、ここを直接叩くと『ジーン』とくるのが俗にいうファニーボーン。
『小頭は滑車の内側』のように内外を反転させる典型ひっかけ。小頭は外側(橈側)で橈骨と、滑車は内側で尺骨と関節する、という関節相手をひもづければ判断できる。肩甲骨の角と縁も『上角=上縁+内側縁』のように具体的な縁の組で覚える。
上腕骨遠位端を前後から描き、内側に滑車・外側に小頭、前の鈎突窩・後の肘頭窩、内側上顆・外側上顆を書き込む。肩甲骨は三角形に上角・下角・外側角、上縁・内側縁・外側縁を書き込んで角と縁の対応を確認する。