問16
大腿の筋で大腿神経に支配されるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
大腿の筋は走る面で支配神経が決まる。前面=大腿神経、内側=閉鎖神経、後面=坐骨神経(脛骨神経・総腓骨神経)という原則がある。選択肢のうち大腿神経支配は前面の縫工筋だけである。
4つの大腿の筋の中から大腿神経支配のものを1つ選ばせる、神経支配の対応を問う問題。
講義の神経支配総括では、大腿前面(大腿四頭筋・縫工筋・腸腰筋・恥骨筋など)が大腿神経、大腿内側の内転筋群が閉鎖神経、大腿後面のハムストリングスが坐骨神経(脛骨神経・総腓骨神経)と整理されている。縫工筋は上前腸骨棘から起こり脛骨に付く前面・最表層の筋なので大腿神経支配である。
薄筋(内側=閉鎖神経)と半腱様筋・大腿二頭筋(後面=坐骨神経)を、名前だけで前面と混同しやすい。『面で神経が決まる』原則に戻して、縫工筋=前面=大腿神経と判定する。
大腿神経が支配する前面の筋には縫工筋のほか、腸腰筋・大腿四頭筋・恥骨筋などがある。大腿二頭筋は長頭が脛骨神経、短頭が総腓骨神経という分かれた支配を受ける点が試験で狙われる。臨床では大腿神経麻痺で大腿四頭筋が麻痺し膝折れ(膝崩れ)が起こる。
支配面の取り違えトラップ。内側(閉鎖神経)・後面(坐骨神経)の筋を前面(大腿神経)の選択肢に混ぜ込む定番形式。
大腿を前面・内側・後面の3区画に分け、それぞれ大腿神経・閉鎖神経・坐骨神経を割り当てる図を描く。前面に縫工筋・大腿四頭筋、内側に薄筋を含む内転筋群、後面にハムストリングスを配置し、各選択肢がどの区画に入るかで支配神経を即答できるようにする。