脳の部位と存在するものとの組合せで正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
虫部は小脳の正中部の名称。正答は4。
脳の区分(大脳・間脳・中脳・小脳)と、そこに含まれる構造の対応を言えるか。
脳の各区分には固有の構造名がある。小脳は正中の虫部と左右の小脳半球からなり、虫部は体幹の平衡や姿勢に関わる。誤肢はいずれも区分をひとつずらしたもの。運動野は前頭葉の中心前回にあり、頭頂葉の中心後回にあるのは体性感覚野。被蓋は中脳の背側寄りの領域を指す語で、間脳にはない。内側膝状体と外側膝状体はどちらも視床の後下部、すなわち間脳に属する中継核で、内側膝状体は聴覚、外側膝状体は視覚を中継する。中脳の背側にあるのは上丘と下丘。
膝状体と丘は、どちらも視覚・聴覚の経路にあり中脳と間脳にまたがるため混ざりやすい。膝状体は間脳(内側=聴覚、外側=視覚)、丘は中脳(上丘=視覚反射、下丘=聴覚)と、所属で2つに割る。運動野と感覚野は中心溝をはさんで前が運動、後ろが感覚。
小脳虫部は脳幹網様体賦活系からの側枝を受け、突然の大きな音に対して即座に活性化する。小脳は虫部・小脳半球のほか、機能的には前庭小脳(片葉小節葉、平衡)、脊髄小脳(虫部と傍虫部、姿勢と歩行)、大脳小脳(半球外側、運動の企画と巧緻性)に分けられる。障害されると同側の症状が出るのが特徴で、企図振戦、測定障害、反復拮抗運動不能、酩酊様歩行がみられる。
脳の区分と構造を線で結ばせ、隣接する区分へ1つずらす。解法は、(1) 各構造がどの区分に属するかを先に決める、(2) 選択肢の左右を照合する、(3) 紛らわしいペア(膝状体と丘、運動野と感覚野)を対で確認する。
虫部は小脳の正中部なので4が正答。運動野は前頭葉、被蓋は中脳、内側膝状体は間脳で、いずれも区分がずれている。膝状体は間脳、丘は中脳という対応を押さえると、この型の設問は速く解ける。