問24
不要な物質を分解処理する細胞小器官はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
細胞の中で、いらなくなったものを分解する袋がリソソーム。正答は3。
細胞の中の小さな器官を、役割で言い分けられるか。
細胞の中には役割の決まった器官がいくつもある。リソソームは強い分解酵素を袋に詰め込んだもので、外から取り込んだ細菌や異物、古くなった自分の器官をここへ運んで壊す。壊したあとの材料は再び使われる。誤肢は別の役割をもつ。粗面小胞体は表面にリボソームが並び、そこで作られた蛋白質を受け取って形を整える。ミトコンドリアは酸素を使ってエネルギーの通貨となる物質を作り出す。ゴルジ装置は届いた蛋白質に仕上げをして、行き先ごとに包んで送り出す。分解が仕事なのはリソソームだけである。
名前と役割を丸暗記すると混ざるので、細胞を1つの工場に見立てて並べると整理できる。粗面小胞体が組み立てライン、ゴルジ装置が仕上げと出荷、ミトコンドリアが発電所、リソソームが廃棄処理場にあたる。この設問は廃棄処理場を聞いている。
リソソームの分解酵素が働くには酸性の環境が要るので、袋の中は周りより酸性に保たれている。この酵素が生まれつき足りないと、分解されない物質が細胞に溜まっていく病気になる。白血球が細菌を飲み込んだあと殺すのも、この袋と融合させて分解酵素を浴びせるためである。好中球がもつミエロペルオキシダーゼも、この過程で働く酵素のひとつ。
細胞小器官を4つ並べ、役割を1つ指定する。解法は、(1) 各器官の役割を工場の部署に置き換える、(2) 指定された仕事を担う部署を選ぶ。
いらないものを分解するのはリソソーム。粗面小胞体は蛋白質の組み立て、ゴルジ装置は仕上げと出荷、ミトコンドリアは発電にあたる。細胞を工場に見立てると役割が整理できる。