ビタミンについて正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
ビタミンCは、体を支える線維をつくる過程で必要になる。正答は3。
ビタミンごとの働きと、欠乏したときに何が起こるかを対応づけられるか。
皮膚、血管、骨、歯ぐきなどを支える線維の主な材料はコラーゲンである。この線維が丈夫な形になるには、材料のアミノ酸の一部を作り変える必要があり、その反応にビタミンCが要る。したがって足りないと線維がもろくなり、歯ぐきや皮下から出血しやすくなる。これが壊血病である。誤肢は3つとも役割の取り違えである。ビタミンは体の反応を助ける働きをもつが、それ自体が燃えてエネルギーを出すわけではない。エネルギー源になるのは糖質、脂質、蛋白質である。脚気を起こすのはビタミンB1の不足で、B12ではない。B12が足りないと血をつくる働きと神経が傷む。ビタミンKは骨に含まれる蛋白質の働きを助けるが、骨そのものの材料になるわけではない。骨の材料はカルシウムとリンである。
「材料になる」のか「反応を助ける」のかを分けるのがこの設問の軸。ビタミンは基本的に後者で、材料になるものはほとんどない。この一点で選択肢1と4が消える。B1とB12の取り違えは頻出なので、B1が脚気とウェルニッケ脳症、B12が巨赤芽球性貧血と神経症状、と対で覚える。
ビタミンCは体内で作れないので食事から摂る必要がある。かつて長い航海で新鮮な野菜や果物が摂れず、壊血病が多発した歴史がある。ビタミンKは凝固因子の合成にも要る。ビタミンDが足りないと骨の石灰化が進まず、子どもではくる病、大人では骨軟化症になる。脂に溶けるビタミン(A・D・E・K)は体に溜まりやすく、摂りすぎると害が出ることがある。
ビタミンを4つ並べ、役割と欠乏症を入れ替える。解法は、(1) 材料になるのか反応を助けるのかを分ける、(2) 各ビタミンの欠乏症を思い出す、(3) 番号の近いものを取り違えていないか確認する。
ビタミンCはコラーゲンをつくる過程に必要。ビタミンAはエネルギー源にならず、脚気はB12ではなくB1の不足、ビタミンKは骨の材料ではない。材料か触媒かで分ける。