ステロイドホルモンはどれか。
正答:3
正答:3
ホルモンは材料(化学的な由来)で3種類に分かれる。ペプチド/タンパク質ホルモン(アミノ酸・粗面小胞体で合成・水溶性)、ステロイドホルモン(コレステロールから合成・脂溶性=副腎皮質ホルモン・性ホルモン)、アミン(チロシンから作られる=甲状腺ホルモン・アドレナリン)。
ホルモンの化学的分類を問う。各選択肢がペプチド/ステロイド/アミンのどれかを判定し、ステロイドを選ぶ。
ステロイドホルモンはコレステロールから合成される脂溶性のホルモンで、副腎皮質ホルモン(コルチゾール・アルドステロン)と性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン・テストステロン)が該当する。選択肢で副腎皮質ホルモンに当たるのはコルチゾール(糖質コルチコイド)。
『副腎』で引っかけやすい:副腎皮質=ステロイド(コルチゾール・アルドステロン)/副腎髄質=アミン(アドレナリン)。同じ副腎でも皮質と髄質で分類が違う。チロシンからつくる2グループ(甲状腺=T4/T3、副腎髄質=アドレナリン/ノルアドレナリン)も場所で取り違えない。
水溶性か脂溶性かで効き方が違う。ペプチド・アミン(水溶性)は細胞膜を通れず細胞表面の受容体に結合しセカンドメッセンジャー(cAMP等)で作用(速い)。ステロイド(脂溶性)は細胞膜を通れ細胞内(核)の受容体に結合し遺伝子発現を変える(ゆっくり持続的)。甲状腺ホルモンはアミンだが例外的に核内受容体に作用する。
アドレナリン(副腎髄質・アミン)を『副腎だからステロイド』と思わせる(髄質はアミン)。甲状腺ホルモン(アミン)をステロイドと混同させる(チロシン由来)。3分類(ペプチド/ステロイド/アミン)の代表を思い出し、ステロイド=副腎皮質+性ホルモンと確定、副腎は皮質=ステロイド/髄質=アミンで切り分けるとコルチゾールが残る。
ホルモンの化学的3分類(ペプチド/ステロイド/アミン)と代表を言う。ステロイド=コレステロール由来・副腎皮質+性ホルモン、を説明する。副腎の皮質(ステロイド)と髄質(アミン)の違いを言う。コルチゾールの作用(糖新生・抗炎症/免疫抑制・抗ストレス)を言う。水溶性(膜受容体・速い)と脂溶性ステロイド(核受容体・遅い)の効き方の違いを説明する。