問36
塞栓の原因で最も頻度の高いのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
塞栓症は、血液に溶解しない物質(塞栓)が血流で運ばれて小血管をつまらせ内腔を閉塞する現象。塞栓のもとになる物質には血栓由来・体組織由来(細胞や組織)・外来性のものがあるが、教科書は『血栓に由来する塞栓がもっとも多い』と明示する。
塞栓の原因として最も頻度が高いものを選ぶ。血栓・骨髄・脂肪・腫瘍など塞栓の種類のうち、最多のものを問う。
教科書は塞栓を『血流によって運ばれる、血液に溶解しない物質』と定義し、血栓に由来する塞栓がもっとも多いとする。特殊な塞栓として腫瘍塞栓・空気塞栓・脂肪塞栓・骨髄塞栓を挙げるが、いずれも血栓塞栓より頻度は低い。よって最も頻度が高いのは血栓(正答1)。
塞栓の『種類』と『頻度』を分けて考える。種類は血栓・腫瘍・空気・脂肪・骨髄と多いが、頻度が最も高いのは血栓由来。
教科書塞栓症:血栓に由来する塞栓が最多。下肢静脈の血栓→肺動脈末梢の塞栓、左心弁膜/大動脈の血栓→腎・脳・下肢の塞栓。奇異塞栓(交叉性塞栓)=静脈血の塞栓が開存性卵円孔を通って大循環系に入る。特殊な塞栓:(1)腫瘍塞栓(2)空気塞栓(外傷・潜函病の窒素気泡)(3)脂肪塞栓(外傷・骨折)(4)骨髄塞栓(脂肪塞栓と合併)。塞栓でつまった末梢には貧血→壊死(梗塞)が起こる。
脂肪塞栓・空気塞栓など印象的な特殊塞栓に引っぱられやすいが、頻度では血栓塞栓が最多。『血栓由来がもっとも多い』を固定する。
塞栓の定義(血液に溶解しない物質が血流で運ばれ小血管を閉塞)を言う。塞栓の種類(血栓・腫瘍・空気・脂肪・骨髄)を挙げ、最多が血栓由来である点を言う。下肢静脈血栓→肺塞栓、奇異塞栓の経路を説明する。