問38
男性に比べて女性に高頻度に発生するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
4つのうち、女性に多いのは甲状腺の癌。正答は4。
部位ごとの癌の性差を知っているか。
癌の発生には性差があり、生活習慣の違いやホルモンの影響が関わる。甲状腺の癌は女性に多く発生する。したがって記述4が正しい。誤肢の3つは男性に多いか、男女差が小さい。膵臓の癌と食道の癌は男性に多く、とくに食道の癌は飲酒と喫煙が強く関わるため男性に偏る。大腸の癌は男女ともに多いが、死亡数では男性のほうが多い。
性差のある癌を覚えるときは、原因から考えると整理しやすい。飲酒と喫煙が関わるものは男性に偏り、女性ホルモンが関わるものや甲状腺の病気は女性に偏る。甲状腺の病気は癌に限らず、慢性の炎症も女性に多い。
甲状腺の癌は放射線の被曝との関連が知られており、水爆の実験が行われた海域の住民に高い率で見つかったことが報告されている。原爆の被曝との関係でも、白血病のほか甲状腺の癌、肺の癌、乳癌が疑われている。放射線以外では、紫外線による皮膚の癌が知られている。癌の外からの原因には、このほか化学物質やウイルスがある。
癌の部位を4つ並べ、性差で選ばせる。解法は、(1) 各癌の原因を思い出す、(2) 飲酒・喫煙が関わるものを外す、(3) 女性に偏るものを選ぶ。
女性に高頻度なのは甲状腺癌。膵癌・食道癌は男性に多く、大腸癌は女性に偏らない。原因から考えると性差が整理できる。