問42
呼吸機能検査で閉塞性換気障害を示すのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
息の通り道が狭くなって吐きにくくなるのは喘息。正答は1。
呼吸機能の検査結果から、どちらの型の換気障害かを判断できるか。
換気の障害は、息の通り道が狭くなる型と、肺や胸郭が広がりにくくなる型に分かれる。前者では勢いよく吐いたときに最初の1秒で吐ける割合が下がり、後者では肺に入る空気の量そのものが下がる。気管支喘息は気道が狭くなって息が吐きにくくなる病気なので、前者にあたる。したがって記述1が正しい。誤肢の3つはいずれも肺や胸郭が広がりにくくなる側である。胸腔に液体がたまれば肺が押されて広がれず、肺の間質が硬くなれば広がりにくく、肺の血管が詰まる病気は換気そのものではなく血流の障害が主になる。
病名から型を当てようとすると迷う。「息の通り道が狭いのか」「肺や胸が広がらないのか」という2つの問いに置き換えると、ほとんどが振り分けられる。喘息、慢性に気道が狭くなる病気は前者、肺が硬くなる病気、神経や筋の病気、胸に水がたまる状態は後者である。
検査では、肺に入る空気の量が標準値に対してどれだけあるかと、勢いよく吐いたときに最初の1秒で吐ける割合の2つを見る。前者が80%未満なら広がりにくい型、後者が70%未満なら通り道が狭い型と判定し、両方が低ければ混ざった型になる。通り道が狭い型では、口をすぼめてゆっくり吐く呼吸が有効で、気道が潰れるのを防ぐ。
呼吸器の疾患を4つ並べ、拘束性を3つ置く。解法は、(1) 気道が狭いか肺が広がらないかを問う、(2) 各疾患を振り分ける、(3) 気道が狭いものを選ぶ。
閉塞性換気障害を示すのは気管支喘息。胸水貯留と間質性肺炎は拘束性、肺動脈血栓塞栓症は血流の障害。気道か肺の広がりかで振り分ける。