問43
疾患と腫瘍マーカーの組合せで最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
前立腺の癌で上がるのは前立腺に特異な蛋白。正答は3。
腫瘍マーカーと臓器の対応を正しく言えるか。
腫瘍マーカーは、腫瘍がある程度以上大きくなると血中で上がる物質で、診断の補助と治療の効果の判定に用いられる。前立腺の癌では、前立腺に特異な蛋白が上がる。したがって記述3が正しい。誤肢は組み合わせが入れ替わっている。肝臓の癌で上がるのは胎児期の蛋白、胃の癌では消化器系のマーカー、卵巣の癌では卵巣に対応するマーカーが用いられる。設問に挙がった名は、それぞれ卵巣、肝臓、扁平上皮の癌に対応する。
名前の略号だけを覚えると入れ替えに気づけない。略号が何の頭文字かをたどると対応が固定される。前立腺のものは前立腺に特異な抗原、扁平上皮のものは扁平上皮癌の頭文字である。マーカーは早期の発見には向かず、腫瘍がある程度大きくならないと上がらない点も押さえる。
腫瘍マーカーは、癌の診断そのものを決めるものではなく、画像や組織の検査と組み合わせて用いる。治療の後に下がり、再び上がれば再発を疑うという使い方が実務上の中心になる。癌によっては、良性の病気や喫煙、炎症でも上がることがあるため、値だけで判断しない。腫瘍の広がりを表す方法としては、大きさ、近くのリンパ節、遠くの転移を組み合わせた分類が用いられる。
癌とマーカーを組で並べ、対応を入れ替える。解法は、(1) 各マーカーが対応する臓器を書く、(2) 組を照合、(3) 一致するものを選ぶ。
最も適切な組合せは前立腺癌とPSA。CA125は卵巣癌、AFPは肝細胞癌、SCC抗原は扁平上皮癌に対応する。略号の由来をたどると対応が固定される。