中殿筋機能不全を確認する徒手検査法はどれか。
正答:1
正答:1
中殿筋は骨盤を水平位に保つ働きをもつ外転筋であり、その機能不全を片脚起立で検出するのがトレンデレンブルグテストである。患側で片足起立した際、中殿筋による支持が不十分なため健側の骨盤が下がる。
中殿筋の機能不全(外転力低下)を確認する徒手検査がどれかを問う。中殿筋の作用(骨盤の水平保持)と検査名を結びつけられるかが核心。
中殿筋は骨盤を水平位に保つ働きがあり、先天性股関節脱臼・変形性股関節症・中殿筋麻痺などで機能不全が起こる。トレンデレンブルグテストは患側肢で片足起立をした際、中殿筋による外側からの支持が十分でないため健側の骨盤が下がることから、中殿筋の機能不全を示唆するテストである。
パトリックテストも股関節領域の検査であるため混同しやすいが、パトリックは仙腸関節・股関節障害の誘発検査であり、中殿筋の外転筋力(骨盤水平保持機能)を直接評価するものではない。トレンデレンブルグは『片脚立位で健側骨盤が下がる=立っている側(患側)の中殿筋が弱い』という陽性所見が決定的識別点。
中殿筋機能不全をきたす代表疾患は先天性股関節脱臼・変形性股関節症・中殿筋麻痺など。トレンデレンブルグ陽性は中殿筋筋力低下や股関節の支点異常を反映する。鑑別すべき他検査は、仙腸関節/股関節→パトリック、神経根→ブラガード、半月板→マクマレーと、それぞれ対象組織が明確に異なる。
『股関節周囲の検査』という共通点でパトリックを選ばせる誤答誘導。中殿筋=外転=骨盤水平保持=片脚立位での骨盤下垂、という機能と陽性所見のセットで識別する。
徒手検査と対象組織を対で覚える:トレンデレンブルグ=中殿筋機能不全、パトリック=仙腸関節/股関節、ブラガード=神経根、マクマレー=半月板。中殿筋機能不全は先天性股関節脱臼・変形性股関節症・中殿筋麻痺で生じ、片脚立位での健側骨盤下垂が特徴。