問47
反復する回転性めまいをきたしやすい疾患はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
めまいは平衡機能の反射系が障害され姿勢の統御が困難になった状態で、内耳(前庭迷路)や前庭神経に原因がある末梢前庭性めまいと、小脳・脳幹に原因がある中枢性めまいに大きく分けられる。反復する回転性めまいの代表は末梢性のメニエール病である。
『反復する=発作性に繰り返す』『回転性=ぐるぐる回る』という2つの特徴を同時に満たす疾患を選ぶ問題。これは末梢前庭性めまいの典型像を問うている。
末梢前庭性めまいは内耳の障害で起こり、周囲や自身がグルグル回る・揺れる・傾くなどの回転性めまいであることが多く、耳鳴りや悪心・嘔吐を伴うことも多い。教科書はメニエール病を末梢性めまいの原因疾患に挙げ、『発作性にめまい、難聴、耳鳴りが起こる』と記載しており、発作性=反復・回転性という設問条件に合致する。
『回転性=末梢性が多い』『非回転性(浮動感)=中枢性が多い』という対比が核心。脳幹梗塞・髄膜炎は中枢性で命に関わるが、回転性が強いとは限らない点に注意。
教科書は末梢前庭性めまいの原因として良性発作性頭位めまい、メニエール病、突発性難聴、内耳炎、前庭神経炎を挙げる。このうち『反復する・回転性』を満たす慢性反復性の代表がメニエール病で、発作性にめまい・難聴・耳鳴りの三徴が起こる。
脳幹梗塞という『重そうな疾患』に引っ張られる罠。重症度ではなく『回転性かつ反復性』という症候の質を問われている。
教科書『6.めまい』を読み、(2)病態生理の末梢前庭性めまいと中枢性めまいの記述、(3)分類および原因疾患、(4)臨床症状を対比して、回転感・頭位の影響・持続時間・随伴症状(難聴/耳鳴り/悪心嘔吐 vs 中枢神経症状)の違いを表で整理する。