受傷直後の足関節捻挫に対するRICE処置について最も適切なのはどれか。
正答:3
正答:3
捻挫の保存的治療として教科書に記載された『ICE療法(RICE療法)』の構成要素を問う問題。捻挫は最も足関節に多い外傷で、関節包・靱帯などの軽度損傷である。
RICE(rest 安静/ice 氷冷/compression 圧迫/elevation 挙上)の各要素のうち、受傷直後の捻挫に対する正しい処置を選ぶ。圧迫(compression)に当たる選択肢が正答。
教科書では捻挫の保存的治療を『ICE療法として知られている。すなわち ice(氷冷), compression(圧迫), elevation(挙上)を行う。さらに rest(安静)を守らせるためにテーピング、シーネ、ギプス固定を併用することもある(RICE療法)』と明記。損傷靱帯部を圧迫する(compression)はRICEの中核要素であり正しい。
RICEの4要素(安静・氷冷・圧迫・挙上)を取り違えないこと。挙上は「心臓より高く」が原則で、「頭より高く」ではない。4要素のうち、この設問が問うているのは圧迫(compression)である。
捻挫は部位別で足関節に最も多く、ついで膝・肩・肘・手指に生じやすい。症状は自発痛・圧痛・腫脹・運動制限・異常可動性。第3度捻挫(靱帯完全断裂・関節包断裂)は手術(靱帯縫合・再建)の適応となる。後療法では固定中もできる限り筋力強化に努める。
RICEは略語の各文字が処置に対応する。選択肢の中から『R/I/C/E のいずれか』に正しく当てはまるものを選ぶ。圧迫(C)は教科書で明文化されており最も安全に選べる。挙上の高さ(頭 vs 心臓)のような細部は引っかけになりやすい。
捻挫=関節包・靱帯の軽度損傷で足関節に最多。保存的治療はICE/RICE療法=氷冷・圧迫・挙上・安静。安静保持にはテーピング・シーネ・ギプスを併用することもある。重度(第3度)は手術。RICEの各要素を処置名と一対一で結びつけておく。