問54
症状の階段状悪化がよくみられるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
認知症の進行様式を問う。症状が階段状に悪化(階段様増悪)するのは脳血管型(血管性)認知症の特徴で、教科書に明記されている。
『症状の階段状悪化』がどの認知症で典型的にみられるかを問う問題。
教科書は脳血管型認知症(多発脳梗塞型)について『症状全体が階段様増悪や動揺するのが特徴である』と記載する。さらに冒頭の脳血管障害の項でも『症状が段階的に進行する。階段状に増悪して数時間から数日のうちに症状が完成(する)』と述べる。梗塞が起こるたびに段階的に悪化するため、階段状の経過をとる。
レビー小体型の『認知の動揺(日内変動)』と血管性の『階段状増悪・動揺』を混同しやすい。前者は良くなったり悪くなったりの揺れ、後者は梗塞のたびに段階的に下がる不可逆的進行。
教科書は脳血管障害(脳梗塞)の進行を『階段状に増悪して数時間から数日のうちに症状が完成』とし、脳血管型認知症もラクナ梗塞の多発を背景に階段様増悪を示す。アルツハイマー型の『徐々に進行(びまん性萎縮)』との対比が頻出。
進行様式(階段状/徐々/動揺)を疾患ごとに対応づけられるかを問う。血管性=階段状、アルツハイマー型=徐々、レビー小体型=認知の変動、と紐付ける。
脳血管型(血管性)認知症はラクナ梗塞の多発を背景に『階段様増悪・動揺』を示す=症状の階段状悪化。アルツハイマー型は徐々に進行、前頭側頭型(ピック病)は人格障害が緩徐に先行、レビー小体型は認知が動揺する。階段状悪化は血管性の特徴。