腎疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。
正答:2
正答:2
4つの腎疾患と所見の組合せのうち正しいものを選ぶ。慢性腎不全は教科書の定義に『高リン血症をきたす』と明記されており、この組合せが正しい。
腎疾患と典型所見のペアの正誤を1つずつ判定する複合問題。各疾患の代表所見を正確に暗記しているかが問われる。
慢性腎不全はリンが排泄できず高リン血症となる(定義に明記)。急性糸球体腎炎は『高血圧』が所見(低血圧ではない)。急性腎不全は『代謝性アシドーシス』をきたす(アルカローシスではない)。ネフローゼ症候群は血清コレステロール『高値』が診断基準(低値ではない)。よって正しいのは慢性腎不全−高リン血症のみ。
ネフローゼ症候群=『高』コレステロール血症(低たんぱく血症と高コレステロールがセット)を逆に覚えていると4を選んでしまう。急性糸球体腎炎は『高血圧』、急性腎不全は『アシドーシス(酸性)』。向きを反転させた引っかけが3つ並ぶ。
ネフローゼ症候群の4徴は教科書の定義文より『大量のたんぱく尿(3.5g/日以上)・低たんぱく血症・血清コレステロール高値・浮腫』。急性糸球体腎炎は溶連菌感染後にBUN・クレアチニン軽度上昇+高血圧。急性腎不全は高窒素血症・尿毒症症状・電解質異常・代謝性アシドーシス。慢性腎不全はNa低値/K高値/Ca低値/P高値。これら所見セットを横並びで暗記すると組合せ問題に強い。
4疾患それぞれの所見を1つだけ逆向き(低血圧/アルカローシス/低コレステロール)にして、唯一正しい1組(高リン血症)を選ばせる組合せ問題。
組合せ問題は各疾患の『キー所見1個』を正しい向きで暗記する。慢性腎不全=高リン血症(正答)、急性糸球体腎炎=高血圧、急性腎不全=代謝性アシドーシス、ネフローゼ症候群=高コレステロール血症+低たんぱく血症+大量たんぱく尿+浮腫。向きの逆転に注意。