問59
失明の原因となるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
糖尿病は長期間にわたって血糖高値が続くと網膜症・神経障害・腎症などの合併症を併発する。教科書は糖尿病網膜症を糖尿病の合併症として明記し、糖尿病網膜症や白内障による『視力低下』を症状として挙げている。4選択肢のうち、眼の合併症が記載されているのは糖尿病のみである。
4つの病態のうち、視覚障害(失明)の原因となりうる疾患はどれかを問う、単純な知識問題。
糖尿病では高血糖の持続により合併症が生じ、その一つが糖尿病網膜症である。教科書では『血糖高値が続くと、網膜症、神経障害、腎症などの合併症を併発する』『糖尿病網膜症や白内障による視力低下』と記載され、網膜症が視力低下をきたす経路が示されている。合併症の診断として網膜症には眼底検査が行われる。
緑内障も教科書では『視野障害がさらに進行すると失明に至る』『視覚障害の原因の第1位』と記載されるが、本問の選択肢には緑内障は含まれない。糖尿病は緑内障や白内障の併発因子としても記載される(白内障の成因に『糖尿病やアトピーなどの全身性疾患』)。
教科書では糖尿病の合併症診断として、網膜症=眼底検査、神経障害=神経伝導速度検査、腎症=尿検査・尿微量アルブミン・BUN・クレアチニン、動脈硬化症=総コレステロール・中性脂肪、と検査が対応付けられている。網膜症は眼底検査で評価する点を押さえる。
『失明=緑内障/網膜剥離』と即断すると、選択肢に緑内障がない場合に迷う。生活習慣病の合併症として糖尿病網膜症が視覚障害をきたすという基本知識を選ぶ。
あわせて高尿酸血症・脂質異常症の合併症リストを比較し、眼症状の有無で区別する。