問60
女性に多く発症するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
各内分泌疾患の性差(男女比)を問う問題。橋本病(慢性甲状腺炎)は明確に女性に多い疾患である。
選択肢の疾患のうち『女性に多く発症する』ものを1つ選ぶ。男女比が女性優位と教科書に記載されている疾患を選ぶ問題。
橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫機序で発生し、教科書は『女性の約30人に1人という高い頻度でみられ、男女比は1:20以上』『30〜50歳代の中年女性での発症が多い』と明記している。したがって明確に女性に多い。
『女性に多い内分泌疾患』としては橋本病とバセドウ病(男女比約1:8)が代表だが、本設問の選択肢にバセドウ病はなく橋本病が該当する。先端巨大症は男女比1:1(性差なし)である点を明確に記憶する。
甲状腺の自己免疫疾患(橋本病・バセドウ病)はいずれも女性に多い。橋本病は男女比1:20以上、バセドウ病は約1:8。橋本病は甲状腺にリンパ球が浸潤して炎症を起こし、進行とともに甲状腺機能低下症が発生する。診断はびまん性甲状腺腫、抗サイログロブリン抗体・抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体陽性、バセドウ病でないこと。
性差を問う設問。男女比1:1の先端巨大症を『大きい疾患=男性的』と誤連想させたり、性差記載のない尿崩症・原発性アルドステロン症を女性優位と思い込ませる誘導。教科書に明確な女性優位記載があるのは橋本病のみ。
橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫機序による甲状腺炎で、女性の約30人に1人、男女比1:20以上、30〜50歳代の中年女性に好発する。進行に伴い甲状腺機能低下症を発生する。診断はびまん性甲状腺腫と抗甲状腺抗体陽性。性差では橋本病(1:20以上)・バセドウ病(約1:8)が女性優位、先端巨大症は1:1で性差がない。