失語症の分類で、自分の考えていることを言語でうまく表現できず、発話が非流暢的で、復唱も障害されるのはどれか。
正答:2
正答:2
設問文は教科書のブローカ失語の記載をほぼそのまま述べている:『言語表出面での障害…自分の考えていることを言語でうまく表現できない。発話は非流暢的である。復唱も障害される。運動性失語ともいう』。したがって該当するのは運動性失語(=ブローカ失語)。
『表現できない+非流暢+復唱障害』の3徴に合致する失語型を選ぶ。これはブローカ失語=運動性失語の定義そのもの。
教科書(01c・失語症の分類):①ブローカ失語=言語表出面の障害・非流暢・復唱障害・運動性失語。②ウェルニッケ失語=理解面の障害・発話は流暢・感覚性失語。③全失語=発話・了解ともに広範囲に障害・予後不良。⑤伝導失語=復唱能力のみきわめて障害。設問の『表現できない+非流暢+復唱障害』は①に一致する。
『復唱も障害される』の一語で伝導失語と迷わせるが、伝導失語は『復唱のみ』選択的に障害される型。本設問は表出全体が非流暢である点が決め手で、運動性失語(ブローカ)に確定する。流暢/非流暢の軸で感覚性失語を除外できる。
失語の鑑別軸は『流暢性・聴覚的理解・復唱』。ブローカ(運動性)=非流暢・理解比較的良好・復唱障害。ウェルニッケ(感覚性)=流暢・理解不良・復唱障害。全失語=非流暢・理解不良(広範囲)。伝導失語=流暢・理解良好・復唱のみ著明障害。設問は非流暢+表出障害+復唱障害=ブローカ=運動性失語。
『復唱も障害される』を伝導失語のサインと早合点させるひっかけ。表出(非流暢)が前面か、復唱だけが選択的かで切り分ける。
運動性失語(ブローカ)=非流暢・表出障害・復唱障害・理解は比較的良好。感覚性失語(ウェルニッケ)=流暢・理解不良・復唱障害。全失語=発話と了解の広範囲障害・予後不良。伝導失語=復唱のみ著明障害。設問キーワード『表現できない・非流暢・復唱障害』→運動性失語。