問75
正常歩行時に若年者より高齢者で増加するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
加齢に伴う正常歩行・姿勢の変化を問う。高齢者では脊柱の変化(円背=胸椎後弯の増強)により体幹が前方へ傾く前傾姿勢が増えることを軸に、歩幅・速度・骨盤回旋との対比で答えを選ぶ。
若年者と比べて高齢者で『増加』するパラメータを1つ選ぶ。減少するもの(歩幅・速度)と取り違えないことが要点。
教科書では高齢者に円背と顎を突出した姿勢がよくみられると記載される。円背は胸椎後弯の増強であり、結果として体幹が前方に傾く前傾姿勢につながる。したがって前傾姿勢は若年者より高齢者で増加する。
『増加するもの』を問われているのに、加齢で変化する=低下するイメージの強い歩幅・速度に引っ張られて誤答しやすい。姿勢変化(前傾=円背由来)だけが増加方向であると押さえる。
高齢者の円背・顎突出姿勢は重心を前方へ移し、バランスを崩しやすくする。前傾姿勢の増加は転倒リスクや歩容の変化(小刻み・すり足傾向)と関連づけて理解すると、姿勢評価・転倒予防の文脈にも応用できる。
『増加』『減少』の向きを反転させる典型問題。高齢者で減る代表(歩幅・速度)を選択肢に並べ、増える唯一の姿勢項目を見抜けるかを試す。
高齢者の姿勢=円背+顎突出→体幹前傾の増加、という1本の因果でこの設問の正答(前傾姿勢)を導ける。歩幅・速度・骨盤回旋はいずれも加齢で増えるものではない。