脳血管障害における摂食嚥下障害について正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
摂食嚥下障害は脳卒中・神経筋疾患・パーキンソン病などにみられ、窒息や誤嚥性肺炎が重篤な合併症となる。教科書は『口腔には多数の細菌が常在しており、口腔衛生の管理は誤嚥性肺炎を予防するための第一歩である』と明記しており、口腔ケアが誤嚥性肺炎予防に有効である。
脳血管障害の摂食嚥下障害における誤嚥・誤嚥性肺炎の予防と管理について、口腔ケア・意識障害・回復可能性の観点から正誤を問うている。
口腔には多数の細菌が常在し、口腔衛生の管理が誤嚥性肺炎を予防するための第一歩である(口腔ケア=誤嚥性肺炎予防)。摂食嚥下能力のグレードIは重症意識障害が大半を占め、嚥下困難・嚥下訓練適応なしであり、意識障害下での経口摂取は誤嚥・窒息・肺炎のリスクが高い。摂食嚥下能力は『条件が整えば誤嚥は減り摂食訓練が可能』とされ、グレードに応じて経口摂取へ進めるため、時間経過・訓練で回復しうる。
「むせがない=誤嚥がない」と誤解しやすいが、むせを伴わない誤嚥(不顕性誤嚥)がある。むせの有無だけで誤嚥を否定できない。口腔内を清潔に保つことが誤嚥性肺炎の予防につながる、という関係を押さえる。
正常嚥下は5期(先行期・準備期・口腔期・咽頭期・食道期)に分けられ、咽頭期は気道を閉鎖して食物を食道へ送る複雑な反射である。誤嚥性肺炎予防の第一歩が口腔ケア(口腔内細菌の管理)であることは、嚥下機能そのものの訓練と並ぶ重要な柱として教科書が明記している。
『〜は継続する/〜ことはない/〜は否定できる』という断定的な選択肢に、誤嚥リスク・回復可能性・不顕性誤嚥の例外を当てて崩すパターン。口腔ケア=誤嚥性肺炎予防の明文記載が最も確実な正答根拠。
脳血管障害の摂食嚥下障害=窒息・誤嚥性肺炎が重篤な合併症。教科書の明文『口腔衛生の管理は誤嚥性肺炎を予防するための第一歩』が正答(選択肢3)の根拠。意識障害(グレードI・重症意識障害)下の経口摂取は誤嚥・肺炎リスクで継続不可(選択肢1誤り)。摂食嚥下能力は10段階グレードで段階的に回復しうる(選択肢2誤り)。選択肢4(むせなければ誤嚥否定)は不顕性誤嚥の概念に依存するが教科書に明示記載なし。