脳性麻痺について正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
脳性麻痺は『非進行性の脳病変に基づく運動および姿勢の異常』である。本問は、この非進行性という本質と、二次的に生じる骨変形・合併症の位置づけを問う。
脳性麻痺に関する記述で正しいものを選ばせる。麻痺の進行性(しない)、原因に進行性疾患が含まれるか(含まれない)、骨変形は生下時からか二次的か、自閉症合併の頻度、という論点。
脳性麻痺は定義上『非進行性の脳病変』に基づくため、麻痺そのものが進行することはない(選択肢4が正しい)。原因(教科書の一覧 胎生期・出産時・出産後の脳障害)に進行性疾患は含まれず、定義でも進行性疾患は除外される。骨変形・関節拘縮は教科書で『二次的障害』として年長になると生じる合併症とされ、生下時からのものではない。
『非進行性(麻痺は進行しない)』と『二次的障害(骨変形・拘縮が年長で進む)』を混同すると、選択肢3(骨変形)や選択肢4の判断を誤る。麻痺自体は進行しないが、放置による二次的変形は加齢で進みうる、という二層構造の理解が必要。
教科書は脳性麻痺の二次的障害として、脊柱・胸部・四肢の変形、関節拘縮、不良肢位(はさみ足肢位など)、変形性関節症、アテトーゼ型での頸椎症性脊髄症、脱臼、骨折(骨脆弱性)などを列挙する。これらは原疾患(脳病変)の進行ではなく、異常筋緊張・不良肢位・成長の結果として生じる。だからこそリハの目的の一つが『二次的な拘縮・変形の予防』になる。麻痺は非進行・骨変形等は二次的に進行しうる、という区別が臨床判断の要。
正答『麻痺が進行することはない(非進行性)』に対し、二次的障害(骨変形)を『生下時から』『進行性原因』と言い換えて誤答を作るパターン。定義の『非進行性』を軸に、変形・拘縮は“二次的・後天的”と整理すれば崩せる。
教科書の定義(非進行性・永続的)と教科書の一覧(脳障害の原因=胎生期・出産時・出産後)、二次的障害の列挙(変形・拘縮・変形性関節症等)を続けて読む。『麻痺=非進行』『骨変形・拘縮=二次的で年長になると進みうる』『原因に進行性疾患は含まない』の3点を区別して言えるようにし、リハ目的(二次的変形の予防)と結びつける。