問90
「45歳の女性。2か月前から易疲労感、動悸、息切れ、体重減少が出現した。血液検査では、血中ヘモグロビンと平均赤血球容積は低値であった。」薬物治療にて症状は改善した。今後食事で特に摂取すべきものはどれか。
この問題の分類段階3 応用症例や条件を判断材料にする問題
正答:1
正答:1
前問で鉄欠乏性貧血と判明した症例の食事指導。鉄欠乏性貧血の治療は不足している鉄を補うことであり、食事では鉄を含む食品を勧める。公式正答は赤身の肉類(鉄を多く含む)。
鉄欠乏性貧血の患者が食事で特に摂取すべき食品を1つ選ぶ。
鉄欠乏性貧血は鉄が欠乏してヘモグロビン合成が障害される病態で(line 58-59)、治療は不足している鉄を補充する(line 81)。食事では鉄を多く含む食品を補う。赤身の肉類は鉄を多く含むため、鉄補給に適する。
鉄を含む食品は複数あるが、『特に』摂取すべきものとして鉄を多く含む赤身の肉類が選ばれる。教科書本文は『鉄を補充する』までの記載で、食品別の吸収差の詳細は教科書は踏み込んでいない。
鉄欠乏性貧血の治療の根幹は鉄の補充(経口鉄剤、内服できなければ静注)(line 81-82)。同時に出血源(子宮筋腫など)の治療も行う(line 82-83)。食事指導は鉄の補給を支える。赤身の肉類は鉄源として代表的。
鉄を含む食品を複数並べ、最も鉄補給に適するものを選ばせる。鉄欠乏=鉄を補うという治療原則(line 81)から赤身の肉類を選ぶ。
鉄欠乏性貧血=鉄を補う。薬物(鉄剤)に加えて食事でも鉄を補給。鉄を多く含む赤身の肉類が食事指導の第一候補。出血源があれば原疾患治療も並行。