問111
任脈上に募穴がある臓腑の所属経脈の原穴はどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:3
正答:3
石門は任脈上の三焦の募穴。三焦の原穴は陽池。正答は3。
募穴が任脈上にある臓腑を特定し、その経脈の原穴を答えられるか。
募穴は必ずしも同名の臓腑の経脈上にあるとは限らず、任脈上にあるものがいくつかある。三焦の募穴である石門は任脈上にあり、三焦経の原穴は手関節後面にある陽池である。したがって記述3が正しい。誤肢は募穴が任脈上にない。大腸の募穴は天枢で胃経上、腎の募穴は京門で胆経上、肝の募穴は期門で肝経上にある。
募穴が自分の経脈上にあるものと、他経や任脈上にあるものが混ざっている。任脈上にあるのは膀胱の中極、小腸の関元、三焦の石門、胃の中脘、心の巨闕、心包の膻中である。選択肢の原穴からその臓腑をたどり、募穴の場所を確かめる順で解く。
原穴は原気が集まるところで、臓腑にそれぞれ1つずつある。陰経では兪穴と一致し、陽経では独立している。三焦経の陽池は手関節後面、総指伸筋腱の尺側陥凹部、手関節背側横紋上にあり、陽渓・陽池・陽谷が手関節背側横紋上に並ぶ。
原穴を4つ並べ、募穴の所在地で選ばせる。解法は、(1) 各原穴の臓腑を特定、(2) その募穴がどこにあるかを確認、(3) 任脈上のものを選ぶ。
任脈上に募穴がある臓腑の原穴は陽池(三焦)。合谷は大腸、太渓は腎、太衝は肝の原穴で、いずれも募穴は任脈上にない。