問118
尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋の上方1寸にある経穴はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
尺側手根屈筋腱の橈側縁で上方1寸は通里。正答は4。
前腕前面の経穴を、どの腱を目印にし何寸かで見分けられるか。
前腕の前面には手関節掌側横紋から寸数で測る経穴が並ぶが、目印にする腱が経脈ごとに違う。手の少陰心経は尺側手根屈筋腱の橈側縁を目印にし、上方1寸にあるのが絡穴の通里である。したがって記述4が正しい。誤肢は目印にする腱か寸数が違う。1つは長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間で上方3寸、1つは前腕後内側の尺骨頭橈側で背側横紋の上方1寸、1つは橈骨下端の橈側で掌側横紋の上方1寸である。
同じ上方1寸でも、掌側か背側か、どの腱の縁かで別の経穴になる。心経の前腕の経穴は尺側手根屈筋腱の橈側縁に沿って、通里が上方1寸、霊道が上方1寸5分、陰郄が上方5分と並ぶ。腱の名前と寸数を組で覚える。
心経の絡穴である通里は、神門の上方1寸で尺側手根屈筋腱の外側に取るとされる。同じ経の霊道は経金穴で上方1寸5分、陰郄は郄穴で上方5分にある。前腕前面では、心包経が長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、肺経が橈骨動脈の近くを走る。
手関節から近い経穴を4つ並べ、掌側と背側、腱の名前を混ぜる。解法は、(1) 掌側か背側かで絞る、(2) 目印の腱を確認、(3) 寸数を合わせる。
尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋の上方1寸にあるのは通里。間使は上方3寸、養老は背側、経渠は橈骨側にある。