問124
五兪穴の滎穴が深腓骨神経の分布領域にあるのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:1
正答:1
肝経の滎火穴である行間は足背にあり、皮枝は深腓骨神経。正答は1。
各経の滎穴を特定し、その皮膚を支配する神経で仕分けられるか。
深腓骨神経は足背の第1指と第2指の間の皮膚を支配する。足の厥陰肝経の滎火穴である行間は、足背の第1・第2指間でみずかきの近位、赤白肉際にあり、教科書の皮枝も深腓骨神経とされている。したがって記述1が正しい。誤肢は皮枝が違う。脾経の滎火穴は浅腓骨神経、腎経の滎火穴は内側足底神経、胆経の滎水穴は浅腓骨神経である。
足背の皮膚は、第1指と第2指の間だけが深腓骨神経、その他の大部分が浅腓骨神経に支配される。第1・第2指間という位置が深腓骨神経の目印になる。滎穴は末端穴から2番目にあり、足では指の付け根の近くに位置する。
滎穴は脈気が溜まるところで、身熱をつかさどる。陰経では火に属し、陽経では水に属する。行間の取り方は、第1・第2中足指節関節間の直前の陥凹部に取るとされる。同じ肝経では太衝が原穴かつ兪土穴で、第1・第2中足骨間の中足骨底接合部遠位の陥凹部にあり、皮枝は同じく深腓骨神経である。
経脈名で問い、滎穴の皮膚支配で選ばせる。解法は、(1) 各経の滎穴を書き出す、(2) その部位を確認、(3) 第1・第2指間のものを選ぶ。
五兪穴の滎穴が深腓骨神経の分布領域にあるのは肝経(行間)。脾経・胆経は浅腓骨神経、腎経は内側足底神経。