問165
鍼施術に対する患者の感受性を決定する要因はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
感受性はその人に属する条件で決まる。鍼や手技の側は刺激量。正答は3。
「感受性」と「刺激量」を、どちら側に属する条件かで分けられるか。
施術では、その人がどれくらい刺激を受け止められるかと、実際にどれだけの刺激を与えるかを分けて考える。前者は患者の側に属する条件で、性別、年齢、体格、精神の状態、持病の有無と種類、そして施術を受けた経験の有無によって左右される。後者は施術者が調節する条件で、鍼の太さ、手技の種類、刺激を与える時間や回数が該当する。設問は前者を問うているので、施術を受けた経験の有無が答えになる。したがって記述3が正しい。誤肢の3つはいずれも施術者が決める刺激量の側である。
どれも施術の結果に影響するので、全部が感受性に関わるように見える。分ける軸は、患者が持ってくる条件か、施術者が決める条件かである。前者が感受性、後者が刺激量にあたる。
感受性が強い人では、通常の刺激量でも強く反応が出て、めまいや気分の悪さを起こすことがある。初めて施術を受ける人は、何が起こるか分からない不安もあって反応が出やすいので、最初は弱い刺激から始め、反応を見ながら調節する。刺激量は、鍼の太さと長さ、刺す深さ、手技、置いておく時間、施術する部位の数といった要素の組み合わせで決まる。
施術者側の条件を3つ並べ、患者側の条件を1つ置く。解法は、(1) 感受性と刺激量の定義を書き出す、(2) 各肢がどちら側かを判定、(3) 患者側のものを選ぶ。
感受性を決定する要因は受療経験の有無。刺鍼の手技・鍼体の太さ・刺激時間の長さはいずれも施術者が決める刺激量の側。