問167
衛生的な鍼施術を行う場合、感染症対策として最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
鍼体に触れずに一連の操作を行うやり方が、感染を防ぐ核になる。正答は3。
感染対策の手立てを、効き方の強さで順位づけられるか。
鍼の施術で感染を防ぐには、体内へ入る部分を汚染させないことが要になる。鍼の体部へ手を触れないまま刺入から抜鍼まで進めるやり方は、その考えを手順にまとめたもので、滅菌された鍼の清浄さを最後まで保てる。したがって記述3が最も適切である。誤肢は効き方が弱いか、逆に危険を増やす。逆性石けんは殺菌の力が弱い薬に分類され、手指の洗浄の主役にはならない。温風で乾かす装置は水滴とともに菌をまき散らす恐れがあり、使い捨ての紙で拭くほうが適する。抜いた鍼に使った綿花は血液が付くので、一般のごみではなく感染性の廃棄物として処理する。
4つとも「対策らしい」ことを言っているので、最も適切なものを選ぶには効き方の順位が要る。手を洗う、乾かすは前提の作業で、鍼そのものを汚染させない手順のほうが核心に近い。廃棄の扱いを誤ると、施術者と第三者の両方が危険にさらされる。
感染が成立するには、感染の源、伝わる経路、受け手の3つがそろう必要があり、対策はこのどこかを断つことになる。手指の衛生は経路を断つ基本で、擦り込む方式の消毒が広く用いられる。使った鍼と血液の付いた綿花は、貫通しにくい容器へ入れて感染性の廃棄物として処理する。
対策を4つ並べ、程度の差と誤りを混ぜる。解法は、(1) 各肢が経路のどこを断つかを見る、(2) 鍼そのものの汚染を防ぐものを探す、(3) 廃棄の扱いの誤りを外す。
最も適切なのはクリーン・ニードル・テクニック。逆性石けんは殺菌力が弱く、エアータオルは菌を散らし、抜鍼後の綿花は感染性廃棄物として処理する。