問172
母指と示指で艾炷を覆い、ゆっくり八分目で消火する灸法はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
知熱灸の施術方法の定義をそのまま問う問題。母指・示指で艾炷を覆い酸欠状態にして八分目で消火するのが知熱灸である。
『母指と示指で艾炷を覆い、八分目で消火する』という施術手順がどの灸法に該当するかを問うている。
教科書は知熱灸の一法として『直接灸用のモグサで米粒大・半米粒大の艾炷を皮膚上に置き、点火した後、施術者の母指と示指を用いてゆっくり艾炷を覆い包むようにして酸欠状態をつくり、患者の気持ちよいところで消火する』と記す。8割程度燃やして消火すれば八分灸と呼ばれる。設問の手順はこの知熱灸そのものである。
知熱灸には『覆って酸欠で消火する方法』のほか『大きめ艾炷を燃焼させ患者が熱を感じたら取り除く方法』もある。設問は前者(覆って消火)を指している。
知熱灸は無痕灸の代表。消火には覆って酸欠にする以外に、燃焼途中でつまみ取る・指で押しつける方法もあり、熱感はそれぞれ異なる。7割で消火=七分灸、8割=八分灸。
有痕灸3種(透熱・焦灼・打膿=燃やし切る)を並べ、唯一『途中で消火する』無痕灸(知熱灸)を選ばせる構造。『覆う・酸欠・途中で消火』のキーワードが知熱灸のサイン。
知熱灸=無痕灸。米粒大・半米粒大の艾炷を点火し、母指と示指で覆って酸欠にし、気持ちよいところで消火(八分目なら八分灸)。もう一つの方法は大きめ艾炷を熱感で取り除く。いずれも灸痕を残さない。