DNAについて誤っているのはどれか。
正答:2
正答:2
DNAを構成する塩基は4種類。3種類というのが誤り。正答は2。
DNAの基本的な性質を、数と形と場所で言えるか。
DNAは4種類の塩基が並んだ2本の鎖からなる。向かい合う塩基は決まった相手とだけ結びつくので、2本はぴったり対になり、全体がねじれてらせんの形をとる。この並び順が遺伝の情報そのもので、細胞が分裂するときには2本がほどけてそれぞれが鋳型になり、同じものが2組できる。ふだんは核の中で蛋白質に巻き取られて収まっており、分裂のときにまとまって染色体として見える。したがって、遺伝情報をもつこと、二重らせんであること、染色体に含まれることはいずれも正しい。誤っているのは塩基が3種類という記述で、正しくは4種類である。
3という数字は、3つの塩基の並びが1つのアミノ酸を指定するという別の話と紛らわしい。塩基の種類は4、それが3つ並んで1つのアミノ酸を指定する、と2つの数字を分けて覚える。RNAでは4種類のうち1つが別の塩基に置き換わるが、種類の数は4のままである。
遺伝情報は、DNAからRNAへ写し取られ、そのRNAをもとに蛋白質が作られる。RNAは蛋白質を作るのに必要で、DNAのようにらせんの2本鎖をつくらず1本鎖で働くことが多い。染色体の数はヒトで46本、うち2本が性を決める。腫瘍では染色体の数が異常になったり、特有の変化が見られたりすることがあり、慢性骨髄性白血病のフィラデルフィア染色体はその例である。
正しい記述を3つ並べ、数字を1つだけ変える。解法は、(1) 誤りを選ぶ設問だと確認、(2) 構造・場所・役割の記述を確認して消す、(3) 数字の記述を正しい値と照合する。
DNAの塩基は3種類ではなく4種類。遺伝情報をもつこと、二重らせんであること、染色体に含まれることは正しい。塩基の種類は4、それが3つで1つのアミノ酸を指定する、と数字を分ける。