問110
デルマトームのTh7からTh10領域に位置する募穴の臓腑はどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:1
正答:1
Th7からTh10は剣状突起から臍の間。この範囲の募穴は中脘。正答は1。
体幹の皮膚分節と、募穴の高さを対応づけられるか。
体幹の皮膚分節では、およそ剣状突起の高さがTh7、臍の高さがTh10にあたる。この範囲に入る募穴を探すと、胃の募穴である中脘が臍中央の上方4寸にあり、剣状突起と臍の中間に位置する。したがって記述1が該当する。誤肢は高さが範囲から外れる。小腸の募穴は臍下3寸、心包の募穴は第4肋間、三焦の募穴は臍下2寸である。
募穴は胸腹部に散らばっているので、まず臍より上か下かで大きく分ける。臍より上にあるのは中脘・巨闕・膻中・中府など、下にあるのは中極・関元・石門である。そのうえで剣状突起と臍の間に収まるものを探す。
募穴は臓腑の気が多く集まるところで、すべて陰の部である胸腹部にある。背部兪穴と陰陽表裏の関係にあり、臓腑の診断と治療を行う経穴として重要とされる。中脘は八会穴の腑会でもあり、中庭と神闕とを結ぶ線の中点に取る。
皮膚分節の範囲を示し、募穴の高さを答えさせる。解法は、(1) Th7とTh10の体表の目印を思い出す、(2) 各募穴の高さを書く、(3) 範囲に入るものを選ぶ。
デルマトームのTh7からTh10に位置する募穴の臓腑は胃(中脘・臍上4寸)。小腸・三焦は臍より下、心包は第4肋間。