問113
深刺の際に最も注意すべき腧穴はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
風池は深部に椎骨動脈が通る。正答は4。
腧穴の深部に何があるかを、教科書の注記から言えるか。
教科書は風池の項に、深部に椎骨動脈が通ると注記している。風池は後頸部で後頭骨の下方、胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部の間の陥凹部にあり、深刺すると重要な血管を傷つけるおそれがある。したがって記述4が最も注意を要する。誤肢は深部に重要な構造がない。1つは足背の奇穴、1つは肩甲部、1つは大腿部外側にある。
名前に風の字がつく穴を4つ並べているが、部位はまったく別である。字面ではなく、それぞれがどこにあり深部に何があるかで判断する。後頸部の正中付近には延髄、その外側には椎骨動脈があり、いずれも深刺が危険である。
教科書は鍼灸医療安全ガイドラインを引いて、瘂門・風府には深部に延髄があること、睛明・承泣は眼球に近いこと、天突は気管の前方にあること、人迎には総頸動脈があることを挙げている。風池の取り方は、風府(督脈)の外方で僧帽筋と胸鎖乳突筋との間の陥凹中に取るとされる。
同じ字を含む穴を4つ並べる。解法は、(1) 各穴の部位を書き出す、(2) 深部にある構造を確認、(3) 血管や中枢神経があるものを選ぶ。
深刺で最も注意すべきは風池。深部に椎骨動脈が通る。八風・秉風・風市は深部に重要な構造がない。