問121
深刺すると、前鋸筋と肋間筋を貫き肺を損傷するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
側胸部で前鋸筋と肋間筋だけの上にあるのは輒筋。正答は1。
胸部の経穴を、その下にある筋の層で仕分けられるか。
教科書が各経穴に記す筋を見ると、側胸部の第4肋間で中腋窩線の前方1寸にある足の少陽胆経の経穴は、前鋸筋と肋間筋の上にある。この2層の下がすぐ胸腔なので、深刺すると肺を損傷する。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも大胸筋に覆われる。前胸部の第3肋間で外方4寸、第6肋間で外方4寸、第3肋間で外方6寸にあり、いずれも大胸筋が上を覆う。
側胸部と前胸部で筋の層がまったく違う。前胸部は大胸筋という厚い筋が覆うが、側胸部は前鋸筋と肋間筋だけである。設問が前鋸筋と名指ししているので、側胸部の経穴に絞れる。
側胸部には淵腋が第4肋間の中腋窩線上、輒筋がその前方1寸、大包が第6肋間の中腋窩線上にあり、いずれも前鋸筋と肋間筋の上にある。輒筋の取り方は淵腋の前方1寸で、天渓との中点に取るとされる。
胸部の経穴を4つ並べ、前胸部と側胸部を混ぜる。解法は、(1) 前鋸筋がある部位を確認、(2) 各穴が前胸部か側胸部かを判定、(3) 側胸部のものを選ぶ。
深刺すると前鋸筋と肋間筋を貫き肺を損傷するのは輒筋。膺窓・期門・胸郷は前胸部で大胸筋に覆われる。