問175
痛みを伴う熱刺激を伝導するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
痛みを伴う熱刺激(侵害性熱刺激)を伝導する神経線維を問う問題。教科書では、痛み・温度刺激を伝えるのは有髄Aδ線維(Ⅲ群)と無髄C線維(Ⅳ群)。選択肢にC線維がないため、高閾値機械(熱)受容器を支配するAδ線維が正答となる。
侵害性の熱刺激(熱痛)を伝導する神経線維を、Aα/Aβ/Aγ/Aδから1つ選ぶ。
高閾値機械(熱)受容器は主として有髄Aδ線維(Ⅲ群線維)の神経終末にあり、強い機械刺激や熱刺激(一次痛・鋭痛)を受容・伝導する。痛み刺激や温度刺激の情報は有髄Aδ線維・無髄C線維が中枢へ伝えるため、選択肢にC線維がない本問ではAδ線維が正答。
熱痛を伝える線維はAδ(Ⅲ群・一次痛/速痛)とC(Ⅳ群・二次痛/遅痛)の2つ。本問の選択肢にはCがないためAδが正答だが、設問にC線維が含まれる場合は問われる痛みの種類(一次痛か二次痛か)で判断する必要がある。
熱傷の際に最初に感じる鋭い痛み(熱痛)は一次痛(Aδ線維)で、その数秒後のジンジンと疼く鈍い痛みは二次痛(C線維)。Aδ線維は跳躍伝導が可能で伝導速度が速く、C線維は無髄で遅い。
Aα/Aβ/Aγ(非侵害性感覚または運動)を3つ並べ、Aδのみが侵害性熱刺激を担うという構成。線維の役割(感覚/運動・侵害/非侵害)を整理していれば消去できる。
一次痛(Aδ・鋭く局在明瞭・高閾値機械熱受容器)と二次痛(C・鈍く局在不明瞭・ポリモーダル受容器)の二段階痛覚を理解する。ABC分類とⅠ〜Ⅳ群分類の対応(Aδ=Ⅲ群、C=Ⅳ群)を確実にする。