灸施術による局所炎症反応に最も関与するのはどれか。
正答:3
正答:3
灸刺激は皮膚において炎症性サイトカインの発現を増強する。動物実験で灸刺激により皮膚でIL‑1、IL‑6、TNF‑α、IFN‑αの発現が増強することが示されており、灸刺激はマクロファージや樹状細胞など自然免疫系の細胞を介してサイトカイン産生を誘導している。局所炎症反応に最も関与するのは『インターロイキン6産生』。
灸施術が局所炎症反応を起こす機序として中心的なものを問う。炎症性サイトカイン(IL‑6)と、無関係な感覚受容器/神経線維/外因性物質を見分けさせる。
灸刺激により皮膚でIL‑1、IL‑6、TNF‑α、IFN‑αなどの炎症性サイトカインの発現が増強する。これらは自然免疫系の体液性因子(炎症性サイトカイン)であり、局所の炎症反応を媒介する。
選択肢が受容器(ルフィニ終末)・神経線維(Ⅰb)・サイトカイン(IL‑6)・外因性物質(カプサイシン)と異種混在で、『炎症反応に関与する内因性因子』を選ぶ。炎症=サイトカイン(IL‑6)と結びつけられれば正解。カプサイシンは『外から入る』物質なので『産生』という語自体が引っかけ。
IL‑6は炎症性サイトカインの代表で、灸刺激の局所炎症・自然免疫賦活の機序を担う。教科書では鍼刺激でIL‑6産生誘導が、灸刺激で皮膚のIL‑1/IL‑6/TNF‑α/IFN‑α発現増強が示されている。鍼灸刺激→マクロファージ・樹状細胞などの自然免疫系細胞→サイトカイン産生、という流れが灸の局所炎症反応の中心機序。
感覚受容器・神経線維・外因性物質を混ぜて、唯一の『内因性炎症因子(サイトカイン)』を選ばせる。炎症=サイトカイン産生(IL‑6)の連想と、カプサイシンが外因性(産生されない)という知識で消去できる。
灸刺激の局所炎症・免疫賦活:灸刺激→マクロファージ・樹状細胞などの自然免疫系細胞→炎症性サイトカイン(IL‑1・IL‑6・TNF‑α・IFN‑α)産生誘導。IL‑6は炎症性サイトカインの代表として頻出。鍼刺激ではIL‑6産生誘導・IFN‑γ産生・NK細胞活性増強も覚えておく。受容器(ルフィニ終末)や神経線維(Ⅰb)は炎症メディエーターではない点も区別。