問179
灸療法の治療的作用において、細網内皮系の機能亢進に関与するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
体を守る細胞の働きを高める作用。正答は4。
灸の治療的作用の分類名を、内容と対応づけられるか。
灸の治療的な作用は、いくつかの名前に分けて整理される。体内に入った異物や古くなった細胞を取り込んで処理する細胞の系の働きを高めることは、体を守る力を高めることにあたるので、防衛にかかわる作用に分類される。したがって記述4が正しい。誤肢は内容が違う。乱れた働きを整える作用、痛みを和らげる作用、体質を変えていく作用は、いずれも体を守る細胞の働きを高めることを直接指すものではない。
作用の名前は抽象的で、内容と結びつけないと選べない。名前の漢字が内容を表しているので、「防衛」なら守る、「調整」なら整える、「転調」なら変える、というように字義から意味をたどると当てやすい。
灸で痕を作る方法のうち、大きな艾炷を据えて膿ませるものは、生体の防衛の機能を高める目的で行われてきた。現在は痕が大きく残り、小児や虚弱な人には適さないため、専門の治療所以外ではほとんど用いられない。免疫に関わる細胞としては、異物を取り込む細胞、抗体を作る細胞、リンパ球などがあり、灸の刺激との関係が研究されている。
作用の名を4つ並べ、内容で選ばせる。解法は、(1) 各作用の名の字義を確認、(2) 設問の内容がどれに当たるかを決める、(3) 該当する名を選ぶ。
細網内皮系の機能亢進に関与するのは防衛作用。調整作用は乱れを整える、鎮痛作用は痛みを和らげる、転調作用は体質を変える作用。