難病に対する公費負担医療に期待される役割として最も適切なのはどれか。
正答:4
正答:4
難病医療費助成は、治療研究の推進と患者の医療費負担の軽減という福祉的目的を併せ持つ。この設問の分類では研究推進が最も適切で、正答は4。
難病に対する公費の負担が、何を目的として組み立てられているかを理解しているか。
原因が明らかでなく治療法も確立していない疾患では、患者数が少ないために症例が集まりにくく、研究が進みにくい。公費による医療費助成と臨床情報を研究に生かす仕組みにより、原因の解明や治療法の開発を進める。同時に、長期の療養を必要とする患者の医療費負担を軽減する福祉的目的もある。この設問では研究推進が最も適切な役割として問われているが、制度の目的が研究だけという意味ではない。国家賠償や集団を対象とする公衆衛生とは制度の根拠と中心目的が異なる。
公費負担医療の分類上の中心目的と、制度が併せ持つ機能を区別する。難病医療費助成には治療研究の推進と患者負担の軽減の両面がある。「研究推進が正答」だからといって、福祉的目的がないと逆に推論しない。
難病の患者に対する医療等に関する法律が成立し、2015年から306の疾患、さらに2021年からは338の疾患について公的な医療費の助成が行われている。対象となる疾患は、患者数が一定の基準を下回り、客観的な診断の基準が確立していることなどを要件として指定される。
制度の役割を4つ並べ、公費負担の目的を取り違えさせる。解法は、(1) 難病の特徴(患者数が少ない・原因不明)を確認、(2) その障害になっていることを考える、(3) それを解く役割を選ぶ。
難病医療費助成には、治療研究の推進と患者の医療費負担を軽減する福祉的目的の両面がある。この設問の選択肢では研究推進が最も適切である。国家賠償や集団を対象とする公衆衛生とは、制度の根拠と中心目的が異なる。