問3
チーム医療を推進するのに望ましくないのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:3
正答:3
職種の間に上下をつくると、意見が出なくなる。正答は3。
複数の職種が協力する場面で、妨げになる要素を選べるか。
複数の職種が関わる医療では、それぞれが異なる知識と技術をもち、担当する範囲を分けたうえで、患者の情報を持ち合って進める。ここに職種の間の上下の関係が持ち込まれると、下と位置づけられた側が気づいたことを言い出しにくくなり、情報が上がらなくなる。したがって記述3が望ましくない。誤肢は3つとも協力を支える。専門をもつこと、情報を分け合うこと、担当を分けることは、いずれも必要な条件である。
専門による分担と、職種の上下は別である。分担は担当の範囲を分けることで、上下は発言の重みに差をつけることである。前者は協力の条件、後者は協力の妨げになる。
医療従事者には、法によって業務の範囲が定められた職が多い。診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士、臨床工学技士、義肢装具士、救急救命士は、業務独占と名称独占を伴う有資格の職である。範囲が定められていることは、互いの仕事を尊重する土台になる。
要素を4つ並べ、望ましくないものを1つ混ぜる。解法は、(1) 情報が上がりやすくなるかで見る、(2) 発言の重みに差がつくものを探す、(3) それを選ぶ。
チーム医療の推進に望ましくないのは職種間の上下関係。専門性・情報共有・業務分担は協力を支える条件。分担と上下を混同しない。