問111
膝蓋骨尖と内果尖とを結ぶ線を3等分し、内果尖から3分の1にあるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
内果尖の上方5寸は蠡溝で、肝経の絡穴。正答は1。
骨度を3等分して位置を出し、その要穴を言えるか。
内果尖から膝蓋骨尖までは骨度で1尺5寸なので、これを3等分すると1つ分は5寸になる。内果尖から3分の1の位置は内果尖の上方5寸で、ここにあるのは足の厥陰肝経の絡穴である蠡溝である。したがって記述1が正しい。誤肢は位置が違う。腎経の絡穴は大鍾で足内側、脾経の郄穴は地機で陰陵泉の下方3寸、陰蹻脈の郄穴は交信で内果尖の上方2寸である。
下腿の内側には肝経・脾経・腎経が並走し、要穴も近い高さに集まる。まず骨度から寸数を出し、そのうえで経脈と要穴の種類を照合する。設問の3等分は5寸を出すための手がかりである。
蠡溝の取り方は、内果尖と膝蓋骨尖とを結ぶ線を3等分し内果尖から3分の1のところ、脛骨の前縁と内側縁との中間に取るとされ、設問の記述はこの取り方そのものである。同じ肝経の中都は郄穴で内果尖の上方7寸、脾経の三陰交は内果尖の上方3寸にある。
骨度の3等分から位置を出させ、近い経穴の要穴を誤肢に置く。解法は、(1) 骨度を確認して3等分、(2) 内果尖からの寸数を出す、(3) その位置の経穴と要穴を照合する。
膝蓋骨尖と内果尖を3等分し内果尖から3分の1にあるのは肝経の絡穴(蠡溝)。内果尖の上方5寸にあたる。