問126
循経感伝現象と関係しないのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
索状硬結はトリガーポイントの説明に出る別概念。正答は2。
経絡現象として観察される反応を、他の概念と区別できるか。
経穴に刺鍼すると鈍い痛みのようなしびれ感覚が生じ、ゆっくりした速度で伝わっていくことがある。この現象は経脈の流注とよく一致し、経絡現象と名付けられている。教科書は、流注に沿って出現する痛みやしびれ、腫脹、熱感といった感覚に加え、発赤・丘疹・痣・色素沈着などの反応が出現することがあると記している。索状硬結はここに挙げられておらず、圧痛硬結の生成機序としてのトリガーポイントの説明に出てくる別の概念である。したがって記述2が該当する。
経絡現象は経脈の流注に沿って線状に現れるのに対し、索状硬結は筋の中に限局して触れる硬い部分である。広がり方が線か点かで区別する。どちらも体表の所見だが由来が違う。
経絡現象は長濱善夫と丸山昌朗によって見いだされ、その後中国語に翻訳されて循経感伝現象として詳細が調べられている。患者の主に原穴に刺鍼して鍼響を確認したのち、鍼響が徐々に伝達される状態を皮膚面上に描画し、古典に示される経絡の流注と比較する研究が行われた。その結果、神経や脈管系の走行とはまったく異なり、かえって経絡の走行と酷似した感覚圏が認められた。
体表の所見を4つ並べ、別の概念を1つ混ぜる。解法は、(1) 経絡現象の反応の一覧を思い出す、(2) 各肢と照合、(3) 無いものを選ぶ。
循経経感伝現象と関係しないのは索状硬結。丘疹・腫脹・色素沈着はいずれも経絡現象として挙げられている。