問107
経絡系統について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
経別は正経から分かれ出る経脈の仲間。正答は2。
経絡を構成する系統を、経脈・絡脈・経筋・皮部で仕分けられるか。
経絡は経脈と絡脈からなる。経脈には正経十二経脈と奇経八脈のほかに、正経から分かれて別に行く6対の経脈があり、十二経別または別行の正経と呼ばれる。したがって記述2が正しい。誤肢は3つとも系統の位置づけが違う。経脈を正経と奇経だけで言い切ると経別が抜ける。経筋は四肢の末端に始まって頭部や体幹に終わり、体内の臓腑を絡うことはない。皮部は正経十二経脈が流注する体表面の皮膚の支配領域であって、臓腑と属絡の関係をもつのは正経十二経脈である。
中焦に始まるのは手の太陰肺経の流注であって、経筋ではない。経筋は正経十二経脈の流注上にあり、その流注上の筋肉を代表とした運動の機能に関連した系統である。何が中焦から始まるのかを取り違えないこと。
経別は、六陽の経別がその正経十二経脈から分かれ出てまたその正経に合し、六陰の経別が分かれ出て表裏する陽経に合する。これによって正経十二経脈と表裏関係にある臓腑とのつながりを補強する。絡脈は正経十二経脈から分かれて巡る分支で、大きなものを大絡(別絡)、細かく枝分かれして体表を網の目状に覆うものを孫絡と呼ぶ。大絡は正経十二経脈・任脈・督脈から各1本ずつと脾の大絡の計15本である。
系統の記述を4つ並べ、含む・含まないと属絡関係を混ぜる。解法は、(1) 経脈に何が含まれるかを書く、(2) 経筋の走行の向きを確認、(3) 属絡関係をもつのは何かを確認する。
正しいのは「経脈には十二経別が含まれる」。経絡を正経と奇経だけで言い切ると経別が抜ける。経筋は四肢末端に始まり、皮部は臓腑と属絡関係をもたない。