問113
尺骨神経の支配する筋上にあるのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:1
正答:1
合谷の下にある骨間筋は尺骨神経が支配する。正答は1。
手の陽明大腸経の経穴を、その下にある筋の神経支配で仕分けられるか。
教科書は各経穴について、その部にある筋と筋枝を記している。手背の第2中手骨中点の橈側にある経穴の下には第1背側骨間筋があり、その筋枝は尺骨神経である。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも橈骨神経が支配する筋の上にある。前腕後外側にある2つは長母指外転筋や長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋の上にあり、上腕外側にあるものは上腕三頭筋の上にある。
手の陽明大腸経は前腕から上腕にかけて橈骨神経の支配域を通るため、この経の経穴は橈骨神経と結びつけて覚えやすい。しかし手背に降りると骨間筋は尺骨神経の支配になる。経脈全体の傾向と、個々の経穴の下にある筋は別に確認する。
第1背側骨間筋の上には合谷のほか、二間・三間も位置しており、いずれも筋枝は尺骨神経である。手五里は上腕外側で曲池と肩髃を結ぶ線上、肘窩横紋の上方3寸にあり、深部に橈骨神経幹が通ることが注意点として記されている。
同じ経の経穴を4つ並べ、末梢と近位で神経支配が変わることを突く。解法は、(1) 各穴の下にある筋を書く、(2) その筋の神経支配を確認、(3) 尺骨神経のものを選ぶ。
尺骨神経が支配する筋上にあるのは合谷(第1背側骨間筋)。偏歴・手三里・手五里はいずれも橈骨神経支配の筋上にある。