問112
正中神経が支配する皮膚領域にあるのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:4
正答:4
示指の井穴だけが正中神経の領域にある。正答は4。
手指の井穴を、皮膚の神経支配で仕分けられるか。
設問の4つはいずれも手指の末端にある井穴である。教科書は各経穴に皮枝を記しており、示指にある手の陽明大腸経の井金穴は正中神経の支配領域にある。したがって記述4が正しい。誤肢は支配する神経が違う。母指にある手の太陰肺経の井木穴は橈骨神経、小指にある手の少陰心経の井木穴と薬指にある手の少陽三焦経の井金穴はいずれも尺骨神経の支配領域である。
井穴は手指の末端にあるが、指ごとに皮膚を支配する神経が違う。母指と示指の橈側は橈骨神経と正中神経、小指と薬指の尺側は尺骨神経が担う。経脈の名前ではなく、どの指にあるかで判断する。
井穴は脈気が出るところで、手足の末端穴にあたる。心下満をつかさどり、陰経では木に属し、陽経では金に属する。設問の4穴のうち、少商は手の太陰肺経の井木穴、少衝は手の少陰心経の井木穴、関衝は手の少陽三焦経の井金穴、商陽は手の陽明大腸経の井金穴である。
井穴を4つ並べ、指の違いで神経を判断させる。解法は、(1) 各穴がどの指にあるかを書く、(2) その指の皮膚を支配する神経を確認、(3) 正中神経のものを選ぶ。
正中神経が支配する皮膚領域にあるのは商陽(示指)。少商は母指で橈骨神経、少衝と関衝は小指・薬指で尺骨神経。