問111
経穴の部位で正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
誤りの3つは、それぞれ別の経穴の部位が当てられている。正答は4。
顔面部の似た名前の経穴を、部位の記述で見分けられるか。
設問の4つはいずれも顔面部の経穴だが、正しく書かれているのは1つだけである。禾髎は手の陽明大腸経の経穴で、人中溝の中点と同じ高さ、鼻孔外縁の下方にある。したがって記述4が正しい。誤肢の3つは、いずれも別の経穴の部位を当てはめている。頬骨弓の下縁中点と下顎切痕の間の陥凹部にあるのは足の陽明胃経の下関、鼻唇溝中で鼻翼外縁の中点と同じ高さにあるのは手の陽明大腸経の迎香、耳珠上の切痕と下顎骨の関節突起の間の陥凹部にあるのは手の少陽三焦経の耳門である。
名前に髎の字がつく経穴は顔面部だけでも複数あり、属する経脈もばらばらである。顴髎は手の太陽小腸経、巨髎は足の陽明胃経、和髎は手の少陽三焦経、禾髎は手の陽明大腸経に属する。名前の見た目ではなく、経脈と部位の組み合わせで覚える。
禾髎の取り方は、鼻孔外側縁の下方で、督脈の水溝の外方5分に取るとされる。別説として、人中溝の上から3分の1と同じ高さ、鼻孔外縁の下方という部位も併記されている。顴髎は下関の前方にあたり、和髎は頬骨弓の後端の上方で浅側頭動脈の拍動部の後方に取る。
4つの経穴に、3つは別の経穴の部位を当てる。解法は、(1) 各経穴の正しい部位を思い出す、(2) 記述と照合、(3) 一致するものを選ぶ。
正しいのは禾髎の部位。顴髎の記述は下関、巨髎の記述は迎香、和髎の記述は耳門の部位になっている。