問115
脛骨内側顆下縁と脛骨内縁が接する陥凹部の下方3寸にあるのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:1
正答:1
陰陵泉の下方3寸は地機で、脾経の郄穴。正答は1。
部位の記述から経穴を割り出し、その要穴としての位置づけを言えるか。
設問が示す脛骨内側顆下縁と脛骨内縁が接する陥凹部は、足の太陰脾経の合水穴である陰陵泉の部位そのものである。その下方3寸にあるのは地機で、脾経の郄穴とされる。したがって記述1が正しい。誤肢は経脈か要穴の種類が違う。脾経の絡穴は足内側の公孫、足の厥陰肝経の郄穴は下腿内側の中都、同じ肝経の絡穴は蠡溝である。
下腿の内側には脾経・肝経・腎経の3つが並んで走るため、経脈を取り違えやすい。設問の起点になっている陰陵泉が脾経の合水穴だと分かれば、そこから下がった穴も同じ脾経であると絞り込める。起点の経脈を先に確定させる。
地機の取り方は、脛骨内縁の後際で、内果尖と膝蓋骨尖とを結ぶ線を3等分し、膝蓋骨尖から3分の1の高さに取るとされる。郄穴は経脈の気が深く集まるところで、急性の症状に用いられる。同じ下腿内側では、三陰交が内果尖の上方3寸、漏谷が内果尖の上方6寸に並ぶ。
経脈と要穴の種類を2×2で組み合わせる。解法は、(1) 起点の部位がどの経穴かを確定、(2) その経脈を固定、(3) 指定の距離にある穴の要穴名を答える。
脛骨内側顆下縁と脛骨内縁が接する陥凹部=陰陵泉。その下方3寸は地機で、足の太陰経の郄穴。