問116
回旋筋腱板で肩を外転させる筋上にある経穴はどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:3
正答:3
肩を外転させる回旋筋腱板の筋は棘上筋。その上にあるのは曲垣。正答は3。
回旋筋腱板の4筋のうち外転を担う筋を選び、その上にある経穴を言えるか。
回旋筋腱板を作る4つの筋のうち、肩関節の外転に働くのは棘上筋である。教科書が各経穴に記す筋を見ると、肩甲棘内端の上方陥凹部にある手の太陽小腸経の経穴は、僧帽筋とともに棘上筋の上にある。したがって記述3が正しい。誤肢は下にある筋が違う。1つは三角筋・小円筋・上腕三頭筋長頭・大円筋の上、1つは三角筋・棘下筋の上、1つは棘下筋の上にある。
回旋筋腱板は棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つで、それぞれ働きが違う。外転は棘上筋、外旋は棘下筋と小円筋、内旋は肩甲下筋である。棘上と棘下は名前が似ているうえ経穴も近くにあるので、働きから筋を確定させてから経穴を選ぶ。
曲垣の取り方は、肩甲棘内端の直上で、棘上窩の内側の隅の陥凹中に取るとされ、臑兪と第2胸椎棘突起との中点にあたる。同じ棘上窩には秉風もあり、こちらは肩甲棘中点の上方で、やはり棘上筋の上にある。天宗は肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、肩甲棘から3分の1にある陥凹部で、棘下筋の上にある。
肩甲部の経穴を4つ並べ、棘上と棘下を取り違えさせる。解法は、(1) 外転を担う筋を確定、(2) 各穴の下にある筋を書く、(3) 一致するものを選ぶ。
回旋筋腱板で肩を外転させるのは棘上筋。その上にある経穴は曲垣。天宗・臑兪は棘下筋、肩貞は小円筋や大円筋の上にある。